YouTubeの英語レクチャーチャンネルの中で最も勉強になり、また役に立っているのが「ニック式英会話」だ。
最近、古いものを再度視聴し直しているが、ニックさんが何度も繰り返しているのが「動名詞」の便利さ、「奇跡の応用」の便利さ、「wh名詞節」の便利さである。
なお、「奇跡の応用」とはニックさんの命名で、「分詞構文」(動詞の ing形)、「副詞的な使い方の形容詞」(形容詞のみの「分詞構文」とも考えられる)、「with + 名詞」、という3つの方法による、表現の拡張。
以下、久しぶりに動画を見ていて、「動名詞」や「分詞構文」「wh名詞節」などについて、あらためて難しさを感じた点など。
「動名詞」
動名詞に意味上の主語を付けたり、not を付けたりすると応用範囲が格段に広がる。
意味上の主語として人称代名詞を入れる場合は目的格が普通。昔は所有格と習ったが。
動名詞を主語にすると、Him eating too much chocolate is a big problem. なんて文も作れる。
✗動名詞は基本的には名詞が入るところにはどこにでも置ける。
⇒ 置けそうで置けない場所もある。「during」の後とか。また、次の「奇跡の応用」とも絡むが、「with」の後とか。
「feel like」「seem like」「look like」などの後には動名詞を置ける場合もあるが、意味がいろいろ変わる可能性あり。
動名詞ではなく文にした方がいい場合もある。
↓
ある場所に、名詞の代わりに動名詞が使えるかどうかは、その時その時で考える必要あり、のようだ。目的語には純粋な名詞と不定詞しか使えない動詞もあるしね。
動名詞には基本的には時制が無いので、複数の解釈が可能なケースも多々ある。
「奇跡の応用」(分詞構文、副詞のような形容詞の使い方、with + 名詞)
この中に「with + 名詞」というのがあるが、上にも書いたように、この名詞のところには動名詞は無理そう。
「with + 動名詞」をOKにしてしまうと、分詞構文・独立分詞構文の使い方と衝突してしまう。
間違った文。He went out of the room with singing a song.(←よくある間違い)
これは、He went out of the room, singing a song. とするべき。
ただし、I'm good with working with him.(彼と仕事をするのは平気です。)
というのはよいみたい。これは「be good with~」という熟語だからか?
それから、「I'm familiar with~」には動名詞を続けられるんだっけ?
Googleで検索してみたら、I'm familiar with cooking ~ というのがけっこう出てきたので、大丈夫そう。
やっぱり、一つひとつ、いろんなケースを覚える必要がありそう。
「wh名詞節」
節なので時制がある。wh名詞節が主語になる場合は内容が未来のことであっても時制は現在形になる? いつも?
その辺りがややこしい。こちらも明確なルールがあるのかちょっと不明。