行方昭夫『英文の読み方』(岩波新書)および YAHOO! 知恵袋より。
All 〜 not は「全部否定」と「部分否定」の両方の可能性があり、文脈から判断する。
こんなの習ったっけ?
All the students did not pass the exam. は、
「学生は全員パスしなかった」と
「学生全員がパスできたわけではない」の
2通りの意味がある。
曖昧。
Every student did not pass the exam.
も同様。
部分否定をはっきりさせたいなら、
Not all the students passed the exam.
Not every student passed the exam.
とする。
以下、「YAHOO! 知恵袋」より引用。
【部分否定と全否定】
(1)NOT ALL ~、NOT EVERY ~
ALL や、EVERY が主語に用いられる場合、NOT ALL ~、NOT EVERY ~ の形で否定形を作る。
これらは部分否定。
(2)ALL…NOT、EVERY… NOT
ALL…NOT、EVERY… NOT の文は、全否定/部分否定どちらにも取れ、曖昧。
ALL の場合、全否定を指す事が多い。
主語の部分否定は、NOT ALL ~、NOT EVERY ~ を使うと明瞭。
全否定を明確にしたい場合は、NO/NONE of を使えば、曖昧さを回避できる。
主語以外で EVERY を使った否定文は、部分否定。
I don't work every day.
cf. I don't know anyone in this city. (全否定)
EVERY と違って、主語以外で ALL を使った否定文は、部分否定、全否定、どちらの可能性もあり、判断は文脈に任される。
I don't know all the words in dictionary.